フォード

フォード

エンジンサプライヤー

自動車王ヘンリー・フォードが築いたアメリカの一大企業だが、F1においては英国法人を指すことが多い。

コスワースに資金援助を行い、フォード=コスワースエンジンとして多くのF1チームを、ひいてはF1そのものを支えてきた。

70年代から80年代前半にかけては、フォード=コスワースのDFVエンジンとヒューランドのギアボックスさえ手に入れれば比較的容易にF1に参戦することができ、それなりに結果を出すことも夢ではなかったため、メーカー系でないプライベートチームが多数参入する余地があったのである。

'80年代後半、普及品のDFRエンジンとは別により高性能のスペシャルエンジン「HB」シリーズを開発し、ベネトンチームに供給を開始する。さらに'94年には新スペック「ゼテックR」をベネトンに投入、'82年のDFV以来となるフォードエンジンによるチャンピオンが誕生した。マルチシリンダーが常識となりつつあったF1界においてV8エンジンによるチャンピオン獲得は快挙だった。

'97年、新規参入のスチュワートチームにワークス待遇でエンジンを供給、'99年に同チームを買収し、2000年よりジャガーチーム名義でコンストラクター参戦を果たした。

なお、グランプリのエントリーリストなどで「ジャガーコスワース」「ジョーダンフォード」などとある場合、コスワースフォードは基本的に(スペックの違いはあるにしても)同一のエンジンと考えて差し支えない。

2004年9月、一度はジャガーへの資金を上乗せして体制を強化すると報じられたのが一転、F1からの完全撤退を発表。ジャガーチームは飲料メーカーのレッドブルへ、コスワースはアメリカのフォーサイスへと売却。F1におけるフォードの長い歴史はあっけなく終った。

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